”桃太郎”でみる タロット大アルカナ

タロットカードは全部で72枚あるのですが、その中の22枚が大アルカナとよばれてメジャーになっています。「タロットってどんなものだろう」とは思う方へ、この「22枚」のカードのそれぞれの意味を、昔話桃太郎のシーンに置き換えてみました。ちょっとでもタロットカードというものに親しんでいただければかたじけなく存じ候。

 

各シーンの下に、カード名と各カードに振り当てられている数字を記入しました。タロットをお持ちの方は、一枚引いてみて、出たカードとそれに該当する桃太郎のシーンとを見比べて、今、自分に必要なテーマを考えてみてくださいね★

 



**桃太郎**
はじまり はじまり~♪

 

むかしあるところに、おじいさんとおばあさんがおりました。おじいさんは山へたきぎをとりに、おばあさんは川へせんたくに行きました。
 ◆5.教皇
<教皇>というのは自己概念のしっかりしていることを象徴します。おじいさんおばあさんの役割分担がはっきりしていること、また、与えられた役割に対しての真面目さや真っ直ぐな態度も、このカードのもつ意味になります。
 

川から大きな桃が流れてきて、おばあさんは家にもって帰りました。
 ◆14.節制
<節制>のカードは、ゆっくりとした目に見えない変化を象徴します。おばあさんが、自分でも気づかないうちに、新しい生活へと移行していくこのシーンは、このカードの意味するところと共通します。
 

桃をわろうとすると、中からかわいい男の子が出てきました。
 ◆0.愚者

まだ何者かも分からないような、サラの状態が<愚者>のカードです。生まれたての桃太郎の姿がそのイメージと重なります。また未来の不確かさを、「どうにかなるさ」と気楽に受けとめている姿勢も、このカードの象徴するもののひとつとなります。
 

おじいさんもおばあさんも大喜び。
◆6.恋人
葛藤や迷いを表すことの多いカードになりますが、これは裏を返せば、変化に対しての柔軟性も意味します。頑固さをもたないこのカードの持つ視点は、おじいさんおばあさんの新しい環境への順応性の中にみることができるでしょう。このカードをポジティブなイメージで解釈したケースになります。
 

桃太郎と名前をつけて、大事に育てました。
 ◆3.女帝
<女帝>には豊かさや増えていく、育つというようなが意味あります。おじいさんおばあさんが桃太郎を豊かな愛情で育んでいく大らかさや甘えなどが女帝のもつテーマとなります。
 

桃太郎は、すくすく成長し、立派なこどもになりました。
 ◆4.皇帝
 人や何かが成長していく中で、しっかりとした基盤を整えていこうとするのがこの皇帝のカード。「立派なこどもになった」という表現の中から、桃太郎がこどもへと成長し、ひと段落ついた様子をうかがい知ることができます。この安定した状態を<皇帝>のカードは表しています。

 

「おじいさん、おばあさん私は鬼が島に鬼退治にまいります」
 ◆10.運命の輪
 外からの何らかの力が働いて、事態が動き出していく状況を表すのが<運命の輪>のカード。桃太郎が鬼退治に行くというこのシーンは、単に桃太郎の意志からだけでなく、なんらかの運命や宿命の力が働いているように思えます。行かざるを得ない状況、巻き込まれてしまっている状況として、この<運命の輪>が当てはめられるでしょう。
 


「お前はまだ子ども、鬼になど勝てるものですか」
 おじいさんもおばあさんも心配してとめました。
 ◆2.女教皇
 <女教皇>のカードは、変化や挑戦を嫌い、現状維持を望みます。桃太郎が危険を冒すことに反対する、おじいさんおばあさんの心境が、女教皇のもつイメージと重なります。
 


「大丈夫です。鬼など桃太郎のひとうちです」
 ◆8.又は11.力

ガチンコの勝負を意味するのが、この<力>のカードです。現実と向き合い戦おうとする桃太郎の態度が、このカードのもつイメージと一致します。また、この<力>のカードでいう立ち向かわねばならない現実というのは、克服が困難であることを自覚しているものを対象としています。 


おじいさんとおばあさんは仕方なく、桃太郎に新しいハチマキをしてやり、日本一のキビだんごをこしらえてやりました。
 ◆12.吊るされた男
 思うようにことが運ばないときのもどかしさというのが、<吊るされた男>の象徴する状況です。本当は行かせたくないのだが、桃太郎の出発を許そうとする、おじいさんおばあさんのこころの葛藤が、このカードの視点となります。また、それを乗り越えようとする覚悟も、このカードは意味しています。
 

桃太郎は道中、犬、さる、きじをお供につけました。
◆1.奇術師
”1”という番号を背負うこの<奇術師>のカードは、「スタート」を意味します。準備を整え、とりあえず歩き出してみようか、という視点がこのカードの表す世界観です。お供をつれた桃太郎の旅立ちは、奇術師のもつイメージと重なっています。
 

鬼が島では、小鬼たちが酒盛りの真最中。
◆18.月
 プライベートや無意識の世界を意味するのが<月>のカード。もやもやした雰囲気や、人にあまり言いたくないようなことを表します。やや不穏な感じの鬼たちの酒盛りは、ものごとの裏の部分を表すイメージとして月のもつ世界観と重なるでしょう。
 

桃太郎は言いました。
「おれは、日本一の桃太郎。鬼たいじにやってきた。覚悟しろ」

◆7.戦車
 超ポジティブで、失敗を恐れない若々しいエネルギーをもつのが<戦車>のカード。負けると思っていない、自信満々、やる気満々の桃太郎のこのセリフは、<戦車>のカードのイメージと一致するでしょう。
 


「何が桃太郎だ」小鬼の知らせで赤鬼が登場しました。
◆15.悪魔
 今まで否定していた価値観を受け入れなければならない心の混乱を表すのが<悪魔>のカード。桃太郎という「正義」を目の前にした、鬼の内面は、このカードのもつイメージと重なるでしょう。

 

しかし、桃太郎はキビだんごを食べて千人力です。ポンポンと鬼たちを切り伏せました。
◆19.太陽
調和や融合による新しい自分の可能性を意味するのが<太陽>のカード。鬼との戦いに勝利する、というステップアップした桃太郎の姿は、このカードのもっているイメージと重なります。
また、きびだんごは、おじいさんおばあさんの愛情の象徴。その愛情をパワーに、桃太郎が鬼を退治できたということで、おじいさんおばあさんと桃太郎との絆というのもこのカードで表せるでしょう。
 

「とてもかないません。命ばかりはお助け下さい」
 ◆16.塔
 今までやってきたこと、信じていたことが崩れる・変化してしまう、というのが<塔>のカードがもつイメージです。桃太郎によって崩された鬼のプライドが、この<塔>の持つ世界観と重なります。塔のカードは、壊れてしまったものは元には戻らず、受け入れていくしかない、という覚悟も象徴していますので、負けを認めた鬼の姿がそれと一致するでしょう。
 

鬼たちは涙を流してあやまりました。
◆9.隠者
自らの内面にスポットをあてようとするのが<隠者>のカード。これから自分はどうすべきなのか、何ができるだろうか、と考えをめぐらせていく世界観をもっています。涙を流してあやまる鬼の心にフォーカスしてみると、反省する気持ちとともに、今後の身の振り方を案じる想い等も想像することができるでしょう。
 

「今からのち、悪いことをしないというなら助けてやろう」
◆20・審判
 過去のことが現在に生きてくる、また時間の束縛をうけない、といった視点を<審判>のカードはもっています。自由な可能性やリセットする、といった意味合いも含まれますので、悪いことはしてしまったが、その報いから解放しようというこのシーンとは、イメージが重なるでしょう。
 

「もう悪いことは、けっしていたしません」
◆13.死神
今までの自分から卒業するという意味合いをもつのが<死神>のカード。悪事を働いていた自分を終わらせ、生まれ変わろうとするような鬼の言葉は、ある意味「卒業」にあたるでしょう。またこのカードは、自分の力の及ばない事態の訪れを意味し、受け入れざるを得ない状況も表します。

 

そして今まで奪ってきた宝物を差し出しました。
◆8又は11.正義 

合理的な視点をもっているのが、このカード。ビジネスライクな考え方が<正義>のカードのイメージです。不当に得たものを返却する、というここでのイーブンな取引の成立は<正義>のもつ世界観と重なります。
 

桃太郎はおじいさんとおばあさんのお土産にそれらの宝物をもって帰りました。このことは、やがて、天子さまにきこえ、桃太郎はいっぱいごほうびをいただきました。
◆17.星
 <星>のカードは現実に束縛されないオープンな心の状態や、全体像としてのものの見方を表します。桃太郎ののびのびとした心の様子と、(おそらく)この物語の全体像が天子さまに伝わっているということで、このカードのもつイメージと重なってくるでしょう。また<星>のカードには、天からの恩恵という意味合いも持ちますので、天子さまからのごほうびがそれに該当するともいえるでしょう。
 

おじいさんもおばあさんもそれから一生、桃太郎といっしょに安楽に暮らしたということです。
◆21.世界
すべてを肯定的にとらえ、求める環境を手にするというのが<世界>のカードのもつイメージになります。サクセスストーリーの終わりには、最もふさわしいカードといえるでしょう。